2008年12月23日火曜日

刺激はいらない、原則的には。

今日の老子

欲をかき立てるようなものを見なければ、人の心に波風は立たない。第三章


今日までのところ、第三章の最初のみっつの文がアップされています。

それを解読すると、以下のようになります。


物事を知的に分析しなければ、二見によって苦しめられることはない。

ホログラムを己の利益のために変えると、その意図は逆に働く。

自分の欲は己のものではなく、山河大地どうようただの触媒(きっかけ、契機)にすぎぬと知れば、それが満たされぬときも、不満を覚える必要はない。


Tao Te Ching Decoded の目的は、老子の文章を学問的に分析することではなく、人生の安らぎを必要とする人に「道徳経」の精髄をお届けすることにあります。

日本での笑い話にニヤリとしていただけるならば、筆者にとってこの上ない幸せです。

「原則的に、刺激はいりません」が、ちょっとくらい笑っても罪はないと思います。


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