今日の老子
人は皆、何が美しいか知っている。しかし、それはまさに醜い。
人は皆、何が善か知っている。しかし、それはまさに悪だ。(第二章)
どうでしょう? これは、つくづくそう思いますよね。ここで老子は、判断というものが実に自分勝手にされるのだということを言っています。
善し悪しを判断すれば、必ず不満が生じます。良いとか悪いとかいう考えを捨てれば、すべては素晴らしいのです。
「でも、待ってよ。美人は、やっぱり、美人でしょ!」
なんて、おっしゃる方がいるかもしれません。
さて、奇麗とか奇麗じゃないなんて、そんなに絶対的なものでしょうか?
TAO TE CHING DECODED の「鏡よ、鏡よ、鏡さん」という章に、美人とはほど遠いひとりの日本人の女の子が、ロンドンのナイト・クラブでもてにもてたという話を載せてあります。
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