困難は自分の体

今日の老子

困難は、自分の体のようなものです。（第十三章）

たくさんの音

今日の老子

たくさんの音は、耳をダメにする。（第十二章）

土をこねて

今日の老子

土をこねて、器を作る。（第十一章）

鍛えてはならぬ

今日の老子

もしそれをたたいて鍛え、鋭くしたならば、長くは使えないでしょう（第九章）

水は争わない

今日の老子

水はすべてのものに利益をもたらし、決して争わない。（第八章）

軽蔑される支配者

今日の老子

人に軽蔑される者は、支配者ではない。（第十七章）

水は嫌がる場所に

今日の老子

水は、人が嫌がる場所にたたずむ。（第八章）

恐れられる者

今日の老子

人に恐れられる者は、それほど高くはない。（第十七章）

尊敬

今日の老子

二番目に高い者は、人に親しまれ、尊敬される。（第十七章）

形なき形、源

今日の老子

タオは、すべての源（みなもと）、形なき形と呼ばれる。（第十四章）

天下の谷

今日の老子

天下の谷になりなさい。（第二八章）


β版ではございますが、スペイン語版の「今日の老子」をアップしました。

もしよろしければ、御覧ください。

戻る

今日の老子

タオは戻りたがる。（三十章）


サイトにいらっしゃって下さった皆様へ。

明日二月十八日より、二ヶ月間、日本に里帰りいたします。

里帰り期間中は、ブログの更新ができません。

せっかくいらして下さった皆様に申し訳がありませんので、一日一文の「老子」の紹介だけは、予約投稿にて続けさせていただいております。

ご迷惑をおかけして、たいへん申し訳ありませんが、

英語版の「今日の老子」にて、ビデオを楽しんでいただければ幸いです。

わたくしのつたない英語で構成しておりますので、

英語の苦手な方々にも、笑って楽しくご覧になっていただけると思っております。

また、フランス語版もβ版ではございますが、用意しております。

松本尚人

落ち着きがなければ

今日の老子

落ち着きがなければ、根を失う。（第二六章）


走り回らないで下さい。

他の人に解ってもらおうなんてしないで下さい。

落ち着きがなくなれば、もう玄同してはいません。（タオと同一の状態にはいません）

「迫られてしかるのちに動く」

これは、荘子の金言です。


ベータ版ではありますが、フランス語の「ビデオ・今日の老子」を作成してみました。ぜひご覧になってみて下さい。
ご意見等ございましたら、ぜひお伺いしたく存じます。



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神の器

今日の老子

天下は、神の器。それに何かをしてはいけません。（第二九章）


この「神の器」という表現は、まさしくホログラムのことを示しています。

そして、それは、天下、すなわち、この世界です。

この世界は「触媒」として存在しています。

それに直接働きかけるのは、賢明ではありません。



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牝（メス）

今日の老子

その牝（メス）を守りなさい。（第二八章）


どうか、この文が、女性という性や、陰陽の陰のことだと思わないで下さい。

それは、落とし穴です。

男性と女性という「二見」に落ち入ることになるかもしれませんので。

これは、もちろん、玄牝のことです。



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兵の力

今日の老子

リーダーを助けるということは、兵力によって天下を支配することではない。（第三十章）


これは、文字通り読まれても、納得される方は多いと思います。

しかしながら、老子は、そこをもう一歩踏み込んで考えます。

天下とは、脳の中に投影されるホログラムのこと。

兵力とは、直接行動を表し、ホログラムに直接働きかけようとする愚かさを、老子は指摘するのです。



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軽ければ

今日の老子

軽ければ、その根を失う。（第二六章）


「根」とは、タオのことです。

ホログラムの中で走り回っていると、あなたはそこにくぎ付けになったままです。

とても玄同しているとは、言えません。



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天下を手にする

今日の老子

まさしく天下を手に入れようとして、それに働きかければ、うまくいかないことを私は知っている。（第二九章）


天下というのは、自分のホログラムと読みます。

それに直接働きかければ，決してうまくいかないことは、明らか。

玄牝の法則を知っている人は、その逆をします。



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雄（オス）

今日の老子

その雄であることを知りなさい。（第二八章）


（英語版では、あえて、ビデオの台詞を表記してありません。別のサイトに掲示してある文章なので、引用することで生じるであろう問題を回避するためです。ご迷惑をおかけしています)


「雄」というのは、老子では、物質的合理主義の限界のシンボルとして用いられているように感じますが、いかがでしょうか？　ご意見をお聞かせ願えれば、幸いです。　（松本尚人）

English Video

動かないもの

今日の老子

動かないものは、落ち着きのないものの根源である。（第二六章）


「なんとかしろ」と人は言うでしょう。

しかし、落ち着いて下さい。

あなたは、何もしなくてもいいのです。

迫られたのちに、動きさえすればいいのです。

「なんとかしろ」なんて言わないで下さい。



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跡を残すな

今日の老子

良い旅人は、車の轍（わだち）の跡も、足跡も残さない。（第二七章）


タオにしたがいます。

そして、何かします。

すると、そこには何も跡が残りません。

あなたがそれをしているということに、人は気づきません。

直接に働きかけることもなければ、その跡さえもない。

しかし、玄が役目を果たしてくれます。




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重いもの

今日の老子

重いものは、軽いものの根源である。（第二六章）


「迫られてしかる後に動く」

これは、荘子の金言です。

「重いもの」とは、タオを意味します。

あなたは、タオです。

あなたの真の自己は、タオです。

重いものは、動きません。




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ホーリスティック

今日の老子

ある物があります。それは、すべてをつつみ、ホーリスティックです。（第二五章）


ある物とは、タオのことです。

タオはすべてを包み、ホーリスティックです。

タオが混沌としているとか、きちんと整っているとかは問題ではありません。

タオはすべての存在の元となるエネルギーです。



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無味

今日の老子

無味を味わいなさい。（第六三章）


この文が、「何も味わってはいけない」なんて意味だとは、どうか思わないで下さい。

「何も味わうな」と言うかわりに、「無味」というものを味わいなさいと、この文は示唆しているのです。

他の「老子」の表現と同様に、「無味」とは「空っぽ」のことを意味し、それは、タオのことです。

だから、「今日の老子」の一文は、「すべてを受け入れて、タオの力を飲み込みなさい」と解釈することができるのです。




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空っぽ

今日の老子

空っぽの空きスペースがあるおかげで、車輪は役に立つ。（第十一章）


色即是空。空即是色。

この有名で謎めいた仏教の教えは、ホログラムのことについて語っています。

そして、「今日の老子」の一文も同様です。

「空」とは、タオを意味します。車輪と「色」は、ホログラムをさします。



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つまさき立ちで

今日の老子

つまさき立ちでは、立っていられない。（第二四章）


目立とうとしてはいけません。

つまさき立ちでいつづけることはできません。

何か言いたかったら、言わないことによって、それを伝えましょう。

玄があとはやってくれます。



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